浦安市の創業支援セミナーを終えて

ビジネスモデル

本日、浦安商工会議所主催の創業支援セミナーで「ワークショップで学ぶ経営戦略・マーケティング」の講師を務めた。半年に1回ペースで、これで6~7回ほどやっていることになるのだろうか。今回は参加者が少し増えて32名、7グループに分けてワークショップを行ってもらった。

この講座は知人から引き継いで始めたもので、中身も最初は彼がやっていたものをある程度引き継いだが、創業・起業者のニーズに合わせるべく途中で何度も手を入れているうちに、最初に満載だったいかにも教科書的な内容は「経営戦略」絡みの理論部分だけに限定され、後半はすっかり様変わりした「スモールビジネス向け現代マーケティング実践編」になっている。

3つのパートに分けて理論や考え方を紹介した上で、3.5時間の間に行われる3回のグループ・ワークショップで、「選ばれる理由」の特定、「マーケティング基本戦略」策定、「集客ちらし」作成まで体験してみる。何とも凄まじい慌ただしさだが、大半のグループで何とか格好がつくものまで作成できる(毎回2~3グループは仕上がらずに発表を断念するが)ので、ちょうどよい位のストレッチ具合だと自負している。

肝心の中身の充実度や満足度について評価フィードバックを正式に受けた訳ではないが、前回も今回も直後に参加者から好意的な評価と質問を受けたので(今回は銀行で創業者向けに支援する立場の人まで参加していた)、それなりによい反応なのだろうと楽観的に考えている。

数回前に抱いた「どうも大企業のサラリーマンによる新規事業向けならともかく、独立してスモールビジネスを起こそうとする創業・起業者には、ちょっと理論的な部分が多過ぎるんじゃないか」という疑問を突き詰めて、改善を繰り返してきたのが功を奏しているのであれば嬉しい。