維新が棚ぼた式に漁夫の利を得る見込み

ブログ社会制度、インフラ、社会ライフ

結局、漁夫の利を得るのは維新ではないか。進次郎と仲良くなって安心していたところ高市当選で「目がなくなった」と一時は絶望していたのに、自民と公明が「熟年離婚」してくれたお陰で自民・維新連立の目が一挙に有力になってきました。

元々、仮に進次郎氏が自民総裁選に当選していたとしても、自民が公明との連立を重視する限り、維新の看板政策である「副首都構想」には(大阪で長年維新とバチバチやってきた)公明が絶対に強硬反対するため、進展する可能性は限りなく小さかったのです。

しかし公明が離れた今、連立パートナーが喉から手が出るほど欲しい自民と組めば、維新は悲願の「副首都構想」実現に邁進できるのです(万博が終わってしまった今、維新が大阪の支持者に強烈に訴求できるのはこの旗しかない)。一方、自民は既に凋落して弱体化した大阪自民を見放すだけで済むのです(ちょっと冷たいようですが)。

つまり自民も維新も利害が一致して互いを必要としているのです。しかも政策の方向性は意外と(自公よりずっと)近いのです。

すぐに連立政権となって維新が閣内協力するかは微妙ですが(互いの信頼関係が確立するのに時間が必要とされるゆえ)、少なくとも今度の首相指名では手を組むでしょうし、政策協力を進めるに違いありません。そこに個別政策で参政党と保守党などが協力するパターンが出来上がると、意外と高市政権の運営は目途が立つようになるのではないかと、個人的には思います。