最近、コンサルタントの「インフレ」について気になっています。
この20年余り、日本でも経営コンサルタントが増えてきました。ITベンダーもどきの総合ファームが大企業向けにそこら中でプロジェクトを実施していますからね(ちょっと前までどこかのベンダーでサラリーマンをやっていた人たちばかりですが)。
でも交流会などでお会いした中小企業の経営者の方たちが「ウチも経営コンサルタントを使っています」と仰るケースが増えてきたので驚かされます。
でもよくよく聞いてみると、その「コンサルタント」というのはITベンダーのエンジニアだったり、税理士や、大企業を定年退職して中小企業診断士の資格を取得しただけの個人コンサルだったりするのです。
正直なところ、主なコンサルファームでシニアクラスになって大きなプロジェクトのリーダーを少なくとも10以上こなした程度の経験がない人たちは、経営コンサルタントとしては半人前です(もちろん例外もあり得ます)。仮に大きなファームに所属してはいても、イシュー分析もできず、課題の構造化も困難です(あまりに専門的でピンと来ないかも知れませんが)。
あと2年も経つとAIがさらに進化し、普通のコンサルタントが今やっているような「タスク」仕事はほとんどこなせるようになってしまうでしょう。
残る仕事は結局、クライアントの課題をどう切り分けて事実と関連づけて構造化することができるか、組織心理を事前によく読んでプロジェクトが迷走しないように組み立てることができるか、プロジェクトが迷路に入りそうな時に素早く問題を切り分けて整理し対策することができるか、でしょう。
要はUnstructuredな「複雑系」を扱うことができるコンサルタントだけが生き残ることができるでしょうね。
これからのコンサルタントに求められるもの
投稿日時:2026年2月3日
