BPIA公開講演会を拝聴して

BPM

ご案内を受け、昨日はBPIAの公開講演会に参加した。
http://b-p-i-a.com/?p=929

少し遅れたので、日本IBMの河野英太郎さんの著作『99% の人がしていないたった 1% の仕事のコツ』に関する話はほとんど聴けなかった。

続けてあった8つの研究会の紹介を拝聴した。研究会の年間実施回数は実に56回と、皆さん精力的だと感じた。Webビジネス、モチベーション、電子マニュアルなど、多岐にわたるテーマ(かなり拡散気味にも思える)が各モデレータから紹介されていた。

その中でも老舗である「The業務改革研究会」は「BPMを人事制度、組織経営など企業活動の全体から捉える」と銘打ち、真正面からBPMやプロセス改革を捉えており、好感が持てる。小生が6月に講演した「ビジネスモデルを変える大胆な業務改革プロジェクト ~精密機器メーカー事例」も、簡単ではあるが紹介されていた。
http://b-p-i-a.com/?p=757

しかし当該2事例の改革のポイントが「意識改革」だとされていたのには少々苦笑した。確かにハードルが高い案件だったので、クライアントのプロジェクトチームは「意識改革」を余儀なくされたかも知れないが、小生達はプロとしてゼロベース発想によるブレークスルーを成し遂げたと思っている。いずれこの事例は世の中に広く紹介したいとも思う。

講演会の最後は山鳥経営戦略研究所所長のお話。「中三トリオで誰が最初に人気を失うか」「ピンクレディーはあと何年持つか」などをズバリ当てたというのは面白く、今の選挙対策にも使われている事例も興味深いものだった。膨大なトレンドデータをベースに、経営者の仮説を検証することで、高精度に将来を予測し、経営意思決定を支援する手法というのは魅力的であった。何より山鳥氏の迫力が凄かったのが最も参考になった。