OYOのAIと経営者はバカなの?

インド発ホテルチェーンが設立したOYO Hotels & Homesの日本法人、OYO Hotel Japanが展開する「OYO Hotel」と、FC契約を結んだ中小ホテルとの間に契約トラブルが頻発しており、SB(ソフトバンク)グループが新たな火種を抱えています。
https://www.traicy.com/posts/20191225139791/
SBグループがバックに付いているという信用力がモノを言い、「客室数で世界第2位のホテルチェーン」という謳い文句にも踊らされたのかも知れません。「一定期間収入の最低保証」にも魅力があったのでしょう。全国で実に多くの中小ホテルがFC契約を結んだのです。

しかしそうした安易に飛びついたホテル経営者たちは、1)とんでもなく安い価格付けを表示され、2)コストを回収できないため赤字が増え、3)しかも最低売上保証の約束を反故にされ、と踏んだり蹴ったりの目に遭っているようです。
http://choco0202.work/archives/22246050.html
はっきり言ってしまえば、普段1万円前後のホテルがいきなり1000円を切るような価格で提示されれば、件数的には売れるでしょう。しかしこんな値段では売れば売るほど赤字が拡大することは火を見るより明らかです。しかも割安な価格にだけ飛びつく質の悪い客ばかり集まり、長い目で見たらそのホテルのブランドは間違いなく棄損されます。

そんな値付けだったら特別なAIでなくともビジネスを知らない素人でもできます。OYOのAI(本当に人口頭脳といえるレベルのものだったことさえ怪しいですが)は、実はバカだったということです。

そんな出来損ないのシステムを(きちんと試行して問題をあぶり出して改善するというプロセスなしに)実務に使うことを許していたというのは、OYOのグルーバル本部も問題ですが、第一義的には日本法人に責任があり、彼らが経営の素人集団、もっと端的に言えば、彼らもバカだったということです。

元経営幹部の連中が逸早く逃げ出して一部でコメントしていますが、彼らはグルーバル本部にも出資者・SBにも、ましてや孫さんに実情を告げて改善しようと努力したのか、かなり疑問です。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-16/Q4YFAHT1UM0Y01
「詐欺的」とまで酷評されるOYOの日本および海外でのオペレーションについては今後かなり厳しい目で見直されることでしょう。SBグループおよび孫さんにとっては、WeWorkに次ぐ、新たな火種です。