‘グローバル’ カテゴリーのアーカイブ


韓国が親日に切り替わるなどと幻想を抱いてはいけない

2022年3月17日 木曜日
3月9日に投票が行われた韓国大統領選挙では、保守系の最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏がわずか0.73ポイントの差で革新系与党のイ・ジェミョン氏を破り、当選しました。   ユン氏は日韓関係について、「両国間の懸案の包括的な解決を目指す」として改善に意欲をみせていることから、日本国内では「日韓の隣国関係改善のよい機会だ」「日本側からも積極的にアプローチすべきだ」という声があ...

我々は今日の歴史を目撃し過去の歴史を追体験している

2022年3月3日 木曜日
ウクライナへの侵攻というロシア軍の暴挙が始まって約1週間。10対1という圧倒的戦力差の下、当初は首都・キエフを含む全土制圧まで2週間も要らないのではと予想されていました。隣国に避難する市民の混乱と共に、またはロシアによる各地の都市への爆撃でウクライナ軍だけでなく市民の犠牲も伝えられています。ロシア軍は今、明らかに主要都市を包囲してウクライナ政府を降伏させる作戦になっています。 しかしウクライ...

テキサスで奇妙な中絶禁止法が発効

2021年12月6日 月曜日
私がしばらく暮らした米国・テキサス州で人工妊娠中絶をほぼ全面的に禁止した州法が発効し、全米の論争の的になっています。 この州法には、大きな特徴が2つあります。一つは、性的暴行や近親相姦による妊娠も含め、妊娠6週目以降の人工中絶をほぼ全面的に禁ずる、その厳格さです。もう一つは、中絶手術・中絶薬の処方を行った医師・看護師、および中絶を助けた一般市民を別の一般市民が訴えるという、その手法です。勝訴...

日本の伝統工芸の国内・海外市場への訴求点は何か?

2021年11月4日 木曜日
The Ownerという経営者向けウェブメディアの『経営者のお悩み相談所』というコーナーで執筆した、第29回(私にとっては12個目)の記事をご紹介します。題して『国内・海外市場に対し日本の伝統工芸の価値を伝える訴求のポイントは何か?』です。   今回の経営者からの質問は『日本の伝統工芸の国内、海外市場への訴求について。おそらく漆塗りとか技術の訴求では若い人はつかめないと思いま...

日本車のデザインはどうなってしまったのか

2021年10月21日 木曜日
最近、とても気になる記事をたまたまニュースサイトで知りました。しかも韓国の自動車専門紙の記事です。 いわく、「2010年代に入って日本車のデザインは…やや不可解な姿に変わっている。パフォーマンスも昔ほど印象的なモデルが出ていないのが事実だ」「多数のモデルが、ガンダムのようなデザインを採用している」「このままで大丈夫か?」と嘆いているのです。加えて「当時は破格的で最先端だったそれら技術が今日ま...

ノーベル賞受賞者・真鍋さんの警鐘に危機感を覚えよ

2021年10月13日 水曜日
(以下、コラム記事を転載しています) **************************************************************************** ノーベル賞受賞の真鍋さんは日本の研究機関と若い研究者の現状に心を痛め、「好奇心に基づく研究に立ち帰れ」と何度も叱咤激励していた。しかしこれは研究者個人に対するものではなく、本当は日本という国家への...

政府中枢の危機管理能力の差を見せつけられた

2021年8月30日 月曜日
酷暑のピークは過ぎたようですね。パラリンピックも終盤に入ろうとしています(個人的にはオリンピックの時に比べ極端に忙しくて、視聴時間は大幅に削られています)。オリンピックも含め、熱中症で倒れる方は若干いましたが、大事にまでは至らなくて本当によかったと思います。私はかなり心配していましたが、概ね無観客という大会開催のあり方がもたらした「不幸中の幸い」の一つです。 「平和の祭典」「多様性の祭典」の...

東京オリンピック中止・再延期論に反対する

2021年6月1日 火曜日
今回は弊社業務に直接関係する訳ではないですが、多くの方が気になっている東京オリンピック開催論・中止論・再延期論に対して私見を述べます。端的に言って私は開催すべきと考えます(前にも触れましたが、誘致運動時には反対派でした)。 最初に、オリンピック・パラリンピックの開催地として日本・東京が自ら手を挙げ、開催地となった事実を忘れてはなりません。誰からも強制や懇願された訳ではありません。一旦開催地に...

外国人観光客が来なくともオリ・パラは開催すべし

2021年4月1日 木曜日
遂にオリ・パラ開催時の一般外国人観光客の受け入れ断念を政府・東京都・組織委員会が決め、IOCも了解したようです。実に残念です(個人的には、感染対策が進んで感染者が極端に少ない国や、ワクチン接種が先行している国からは条件付きで訪日してもらいたいと思っていました)が、決まったものは仕方ありません。 ⇒(海外訪日客との交流を目的として)以前から宣言していたオリ・パラ期間の私の休業は一旦、棚上げします。...

アフター・トランプ時代の事業環境

2021年2月10日 水曜日
米国大統領選およびその後の手続きが(議事堂乱入という恥ずべき事件を経て)完了したことで、ようやく「トランプ反動時代」が終了しました。ただし元の世界に戻るのでは決してなく、コロナ禍で一遍した社会で、バイデン政権の方向性が世界的に大きな影響を与えると考えられます。以下にその要素を幾つか挙げてみました。 【政治的観点】100日程度とされる「ハネムーン期間」の間にやれることをしようと、矢継ぎ早の対策...