2015年12月 のアーカイブ


2015年を振り返って

2015年12月31日 木曜日
2015年に起きた経済社会の話題の多くはかなり情けないものが多かった。日本や世界を代表するような大企業・組織での不祥事、それを誤魔化そうとする醜い動きや言い訳が目立った。東京五輪のエンブレムや競技場などを巡る「仕切り直し」騒ぎもあった。世界ではもっと深刻な問題が噴出している。押し寄せる難民を巡る混乱やイスラム過激派のテロ事件が欧州の既存の枠組みを揺るがしている。米国民の過剰反応も気になる。ネガティ...

地方の介護施設の人手不足の解消には決定的打ち手がある

2015年12月27日 日曜日
シングルマザー/ファーザー世帯問題。これがこの2年ほど、小生の頭の中で最も大きく膨らんでいる社会問題である。社会の高齢化に伴い、様々な形で課題や問題を背負う老人が増えていること、そこに大きなビジネスニーズがあることはよく理解できるし、クライアントにもよく提案・推奨する。しかし個人的には、次代を背負う子供たちの個々人には全く責任がないのに人生の最初から理不尽なハンディキャップを背負わされていることに...

業界の常識に縛られなければ突破口はある

2015年12月23日 水曜日
このところ来年頭から始まる仕事の準備のためにバタバタしており、録画しておいたTV番組を観る時間をなかなか取れずにいる。その貴重な時間の中で食指が動いて観たのが、自分でもメリットがありそうな話。TTV東京のガイアの夜明け、12月15日放送の「〝うまくて安い〟を極める!」だった。飲食業界は相変わらずの仁義なき戦い、何でも「新規オープンした店の1/3(正しくは1/2?)が一年以内に店を締める」という激し...

奇跡のホテル再生物語が教える人間の底力

2015年12月21日 月曜日
倒産寸前のホテルを名古屋ナンバーワンの黒字ホテルへと、奇跡の復活をさせた再生物語をテレビ番組で知った。録画してあった「奇跡体験!アンビリバボー」だ(11月19日の放送だということから、随分放ってあったということが分かる)。主人公は柴田秋雄さん。昭和17年生まれの73才。国鉄の労働組合の役員を長年務め、52才、「ホテルアソシア名古屋ターミナル」に販売促進部次長として転職、後に総務部担当部長となる。バ...

「3Dプリンティング」生産方式に向いている分野、いない分野

2015年12月17日 木曜日
「インダストリー4.0」で注目される新技術にはピンからキリまであって、中にはITベンダーたちが囃し立ててはいても「表紙を替えただけ」なのではと思わせるものもある。一方で、一般のビジネスパーソンには見えないところで使われ、地味ながら多くの産業の優劣を左右しかねないものもある。後者の代表が「3Dプリンティング」生産方式である。数年前から注目されている新技術にadditive manufacturing...

地方再生の“招き人”たちは今日も軽やかに進む

2015年12月14日 月曜日
地域再生。最近、小生も幾つか関わりと関心を持つようになっており、注目しているテーマだ。簡単でないことは、屍累々といった過去10年以上の「実績」が物語っている。また一部の成功例(「ナポレオンの村」など)が過度にもてはやされていることも、逆にその難しさを物語るものだろう。そんな中、録画してあったTV番組で面白いものを観た。12月11日(金)の金曜EYE(NHK総合 関東甲信越版)で放送された「千客万来...

大学事務局よ、ブラックバイトに対処する責任はあなた方にある

2015年12月9日 水曜日
アルバイトといえば学生の小遣い稼ぎで、あまり当てにできない戦力。これは昔の常識。今や飲食業・サービス業を中心に多くの現場オペレーションに組み込まれており、無くてはならない存在となっているのが実態である。しかし学生の法的無知や優しさに付け込んで、とんでもない働かせ方をして恥じない連中がいるのも事実だ。彼らに対処すべきは、学生の味方である大学の事務局である。ブラックバイト。最近耳にするようになった言葉...

日本の正しさを教えてくれるASEAN南部回廊の道

2015年12月8日 火曜日
実に懐かしい景色が映っていた。タイやベトナムの最近の風景である。12月7日に放送された「未来世紀ジパング」の最新版、「池上彰が行く、アジア沸騰街道900キロ!」だ。4周年記念の拡大版スペシャル。ジャーナリスト池上彰氏が、今年つながったインドシナ半島の「南部経済回廊」を走破するという放送だ。この南部回廊は、年末に発足するAEC=ASEAN経済共同体の大動脈になると見られている、注目の「沸騰街道」であ...

モノづくりニッポンのプライドを背負うMRJ

2015年12月2日 水曜日
三菱航空機が開発した国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)が先月の11日、名古屋空港から飛び立ち遠州灘の上空などで1時間半の初飛行をしたことが全国で報道された。日本のモノづくりに関する、久々の明るい話題だった。ちょうど人気のTVドラマ「下町ロケット」を彷彿させるものである。国産旅客機の初飛行は、何と1962年8月(日本航空機製造のプロペラ機「YS‐11」)以来の53年ぶりの出...