2013年4月 のアーカイブ


「総合診療医 ドクターG」に学ぶ総合型コンサルの姿

2013年4月30日 火曜日
症例の目につく現象だけに引きずられず、事実との突き合わせで矛盾ない原因を突き止め、衆知を集めて正しい診断を下すべく、分析と議論をリードする。それが総合診療医に求められるファシリテーションの技能であり、総合型のベテラン経営コンサルタントの技でもある。NHKに「総合診療医 ドクターG」という、小生お気に入りの番組がある。毎回、総合診療医のベテランが1人、研修医が3人、芸能人ゲストが2人ほどスタジオに招...

電子書籍は全く想定外の「異物」として成長中

2013年4月29日 月曜日
この土曜日に、電子書籍に関するミニセミナーがあり、もともと興味を持っている分野なので、出掛けていった。参加者が極端に少なくて驚いたのだが、講師の人と綿密に意見交換できたので、却って充実できた。得られた知識もそれまで漠然と思っていたこととはかなり異なり、非常に新鮮だった。講師はこの半年ほど電子書籍の出版に特化したコンサルティングを実施してきた方で、電子書籍市場の現状に詳しい。その人が断言するには、日...

ハイテクと渋滞の国が主導するカーナビの進化

2013年4月28日 日曜日
4月25日(木)に放送されたNHK「らいじんぐ産~追跡!にっぽん産業史」の「カーナビ“車の頭脳”へ走り続ける!」はカーナビゲーションシステム(カーナビ)の歴史を辿るものだった。感激したのは、まずカーナビは日本人が発明したこと。そしてその発想は「自動運転」という壮大な夢への第一歩だったこと。カーナビは昭和56年、ホンダが開発した。「自動運転」実現のための計画案の上で「コース誘導」という要素がカーナビ...

「丸亀製麺」の合理性が“常識破り”と捉えられる不可解

2013年4月27日 土曜日
4月25日(木)放送の「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)は「急成長の秘密は“常識破り経営”にあり!」と題して、讃岐うどんチェーン「丸亀製麺」を採り上げていた。同チェーンを展開するトリドールの代表取締役社長、粟田貴也氏(この社長、実によく喋る)のユニークな経営哲学を紹介していて面白かった。同社は他にも焼き鳥ファミリーダイニング「とりどーる」、焼きそば専門店「長田本庄軒」など、グループ全体で国内784...

対日非難を続ける韓国の思惑と苦境

2013年4月26日 金曜日
挑発行動が激しさを増す北朝鮮をけん制するための日本からの呼び掛けにも関わらず、5月に予定されていた韓日中首脳会談は延期された。加えて、尖閣諸島問題で日本避難を続ける中国と歩調を合わせるように、日本の閣僚の靖国神社参拝に対し、韓国が再び声高に非難の声を上げている。「日本は近隣諸国の感情を逆なでしている」と。もちろん他国の法事を非難する資格などどんな国にもない故、中韓のこの主張はまともに取り合う必要す...

中国からの「撤退ブーム」が教えるもの

2013年4月25日 木曜日
「脱中国」の動きが盛んだ。きっかけは反日デモと暴動だが、より本質的には、中国が手軽に儲かる生産地ではなくなってきたからである。それは労働者の権利を無視することで成り立っていたビジネスの構造が変質したということでもある。中国に進出していた中小メーカーの撤退が密かな「ブーム」の様相を呈している。ついこの間まで中国進出を煽っていたコンサルティング会社が主催する「撤退セミナー」が日系企業向けに盛況らしい(...

「迅速な意思決定」にも色々ある

2013年4月24日 水曜日
経営コンサルティングという仕事をしていると、色々なタイプの会社における意思決定のやり方や速度感の違いを目の当たりにすることが多い。一般に言われる、「日本の大企業は慎重で意思決定が遅い」は概ね当たっているとは思うが、その実際は会社によって相当異なる。大半の日本の大企業が「意思決定が遅い」のは、決定権を持つ人が複数いて、彼らが責任を回避しようとするのを部下が説き伏せるという構図になることが多いからであ...

インフラ更新に欠かせない「コンセッション」が動き出す

2013年4月23日 火曜日
4月21日のNHK「Biz+ サンデー」の特集で「コンセッション」を採り上げていた。空港などの公共インフラ運営を民間が行う仕組みであり、メガバンクや海外の投資ファンドも注目している様子が紹介されていた。Wikipediaによると、コンセッション方式(Concession)とは、ある特定の地理的範囲や事業範囲において、事業者が免許や契約によって独占的な営業権を与えられたうえで行われる事業の方式を指す...

ロングテール向け超ミニメーカーのための新「3種の神器」

2013年4月22日 月曜日
台数が桁違いに小さいため大手メーカーが無視するような「ロングテール製品」にフォーカスする超ミニメーカーが勃興する兆しがある。彼らの武器は新「3種の神器」である。総計1万個に満たない数しか出ないような消費者向け製品は大手メーカーにとっては勘定が合わず、企画段階で却下される。しかし多少高価でも「自分だけの商品」や独特のデザインを欲しがる、コアなユーザー向けの「ロングテール製品」(ネット販売を前提にした...

コンサル業界の宿痾(しゅくあ)

2013年4月19日 金曜日
つい最近、昔の同僚と食事した際に、色々な情報交換をさせてもらった。その人は外資系の大手コンサルティング会社を幾つか経由したのち、今のファームに移っても相変わらず活躍され、非常に多忙な様子である。間違いなく優秀なコンサルタントだし、人格的にも立派な方として(年齢的には若いが)尊敬している。その会話の中で、コンサル業界の相変わらずの問題がトピックの一つとして出てきた。一つは「下請け頼り」であり、もう一...