2012年9月 のアーカイブ


「日本外交と領土問題」を聴いて

2012年9月28日 金曜日
港ユネスコ協会主催による第2回国際理解講演会「日本外交と領土問題」(東郷和彦氏講演)を聴いた。何ともタイムリーな企画のように思えたが、冒頭の主催者・協会長のご挨拶によると、全くの偶然で、東郷氏(元アランダ大使で、現在は京都産業大学の世界問題研究所長)の共書「日本の領土問題」が出版されたことでかなり前に企画されたもので、むしろ今般の情勢から開催見送りを検討したくらいだそうだ(なぜ見送りを検討したのか...

「ビックロ」が示唆するもの

2012年9月27日 木曜日
本日、「ビックロ」=ビックカメラとユニクロの融合店が新宿で開店し、関係報道が賑わっている。前々日には近くまで行ったが、開店後は行く機会がない。報道ではユニクロファッションに身を包んだマネキンが家電を使っている図が幾つか映っていたが、実際の様子と客の反応は今一つ分からない。店を見てから改めて感想を述べたいと思う。しかしこの家電量販店とファーストカジュアル店の融合という劇薬を試してみるところに両社の経...

日中対立における別の視点

2012年9月26日 水曜日
連日、尖閣諸島問題をきっかけとする日中対立が深刻化する様子である。この結果、中国からの撤退や中国進出の取りやめを検討する日本の中堅・中小企業が増えていると聞かされている。小生の会社にとってはタイ・ベトナムあたりに代わりに進出しようと考える企業が増えるので、目先的にはむしろ「風が吹いてきた」状態である。しかしながら決して嬉しくない。それどころか深刻な懸念が拭えない。この先、日中の対立が先鋭化し、(今...

「美容家電の女たち」

2012年9月19日 水曜日
NHKの「プロフェッショナル」班制作のドキュメンタリー番組「TEAM 最高の自分になれる場所」の「美容家電の女たち」という番組を観た。非常に面白かった。パナソニックの美容家電のマーケティングチーム7人の話である。ターゲットの生活者と同じ、全員「働く30代女性」である。等身大の悩みを解決するためのニーズを突き詰めて考え、広告宣伝と商品企画へのフィードバックを続けて改善させているのが伝わってきた。7人...

食料危機を防ぐ切り札!?「人口光合成」

2012年9月15日 土曜日
NHK EテレのサイエンスZERO「植物パワーが未来を変える!夢の人工光合成」を観た(録画)。先日の食品廃棄物の番組で人類の未来の食料事情に不安がよぎったが、この番組はその未来に希望を与えてくれるものだった。光合成とは、太陽光と水と二酸化炭素により、酸素と炭水化物を作る反応である。光合成の前段プロセスでは太陽光により水を分解し水素(=イオン)を取り出せれば、燃料電池の燃料を水から簡単に調達できる。...

「食品廃棄物は減らせるか」

2012年9月12日 水曜日
BS NHKのドキュメンタリー番組 消費社会はどこに?「食品廃棄物は減らせるか?」を観た(録画)。ドイツの制作である。まずは「賞味期限」の話。これはメーカーが一定の品質を保障している期限で、それを超えたからといって食べたからといって食中毒にはならない。しかしスーパーやコンビニでは賞味期限が近づくとこうした食料品を廃棄処分する。理由は「顧客が買わなくなるから」だという。次は規格外の問題。スーパーやコ...

「追跡 復興予算 19兆円」に役所の欺瞞を観る

2012年9月9日 日曜日
NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災~追跡 復興予算 19兆円」を観た。震災復興を名目に大増税で集めた膨大な復興マネーがとんでもないところに使われ、肝心なところに使われない実態が、丁寧な取材により追求されていた。19兆円の予算の実態に迫るため、取材班は専門家の協力を得て、5万ページ超の各省庁の予算関連資料を検証。500を超える事業のうち、被災地には直接投じられていない予算が次々と見つかった。反捕...

人は誰でも「肯定的幻想」に捉われる

2012年9月6日 木曜日
最近読んだ本に面白い心理学の実験の話が出ていた。「あなたは部屋に一人でおり、見知らぬ男が入ってきて、テーブルの向こうに座るとやおら新聞紙を取り出し、明日の天気予報を読み上げる。内容はいたって普通。そして部屋を去る。あなたは彼の知能指数を予想せよと要求される」何とも不思議な実験である。大抵の人がその要求の理不尽さやばからしさに呆れかえる。「誰なんだ、あれは。彼のことなんて何も知らないのに、彼のIQだ...

日本にはグローバルビジネスの社長候補が少ない!?

2012年9月5日 水曜日
NHKの番組「クローズアップ現代」の「社長がいない 求むグローバル時代の経営者」という番組を観た(いつものようにビデオ録画なので、いつの放送かは不明)。番組全体としては、今後の多くの日本企業においてはグローバル経営ができる素養・経験を持った経営者が必要であるが、社内でそういう人材を育てるには意識して若い時から人材を育てるために場と機会を与える視点が必要だし、社外からも人材を導入する積極性が必要とい...

尖閣諸島問題は国際司法裁判所へ付託せよ

2012年9月4日 火曜日
微妙な歴史的背景がある上に、特に領土問題が前面に出てくると、どこの国もまず国民・メディアがナショナリズムを刺激される。政治家が妥協しようとすると「弱腰」呼ばわりされるため、互いに振り上げた手の下ろしようがなくなってしまう。しかしこの論争が生じるために中国で反日デモや暴動が吹き荒れ、日中間の交流が後戻りする状況は決して前向きでないし、ヘタをすると戦前の繰り返しにならないとも限らない(ご存じだろうか、...