AIに代替されない能力とは

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総務省が今年行った「ICTの進化が雇用と働き方に及ぼす影響に関する調査研究」において興味深い調査結果が出ている。

人工知能(AI)の活用が一般化する時代に求められる能力として、特に重要だと考えるものは何かを有識者に対して尋ねたところ、次の通りだった。
1位 「チャレンジ精神や主体性、行動力、洞察力などの人間的資質」
2位 「企画発想力や創造性」
3位 「コミュニケーション能力やコーチングなどの対人関係能力」
4位 「情報収集能力や課題解決能力、論理的思考などの業務遂行能力」
5位 「語学力や理解力、表現力などの基礎的素養」

基礎的素養や業務遂行能力といったIQ的能力はAIに代替され得るとされて優先順位が下がり、代わりに人間的資質、企画発想力や創造性、対人関係能力といったEQ的能力の重要性が顕著に出る結果となった。

最近の弊社が関与するプロジェクトではAIをいかにサービスや製品に取り込むべきかを考えることが多いが、ビジネスパーソンが能力発揮すべき方向性にも軌道修正が求められるということだろう。皆さんの仕事においては如何だろうか。