電車スマホと歩きスマホ

ブログBPM

今朝のこと。通勤時間帯にクライアントのオフィスに行くことになり(原則として避けていますが、まぁ例外ということで)、しかも地下鉄では「車両故障があったため運行の遅れが発生して」、えらく混んでいる通勤電車に乗り合せることになりました。

 

ふと気づくと私の周辺の客の多くが黙々とスマホをいじっています。「あぁなるほど、会社に『電車が遅れています』と伝えているのか」と思いきや、見える範囲の人のスマホはゲームか買い物サイトらしき画面ばかりです(もちろんショートメッセージやメールで伝えている人も実際には少なからずいたでしょうが)。しかもそのやっている人の様子は随分集中しているのです。

 

朝からこんなにスマホを懸命に見ていて、それがゲームや買物だとは…。その調子では会社に行ったらもう疲れてしまってないですか?何というか脱力感に見舞われました。

 

ちなみに私自身は電車の中では大概、読書するか(ラッシュ時には無理ですが)ポッドキャストを聴いています。TEDのスピーチで最新技術や注目コンセプトの解説プレゼン、もしくはMSNBCのThe Rachel Maddow ShowやABCのNightlineなどの報道サイトで米国での政治動向や事件などを聴いていると、リスニング能力を維持しながら情報更新ができますからね。

 

で、その地下鉄を降りてまた乗り換えの駅の通路を歩く際ですが、やはり普段より多めの人で混雑しているため、なかなかスムーズに進めません。普段だと私は他人の倍程度の速度で歩くので、随分多くの人を追い抜かしていきます。でも今朝はそれがなかなかできません。

 

というのは、人々が万遍なく広がってゆっくり歩いているせいです。ある程度万遍なく広がっているのは、ぶつからないために正しい歩き方なのですが、多くの人が歩きスマホをやりながらゆっくりと、しかも少し左右に揺れながら歩いているのです。これは危ないですよ。

 

右を追い抜こうとすると右に揺れ、左を抜こうとすると左に揺れ、まるでサッカーのフェイントを掛けられているようなものです。その人達一人ひとりならどうってことないのですが、他の人との間が微妙に狭すぎて、タイミングが悪いとぶつかりかねません。なぜああいう歩き方をするのか不思議ですが、不規則に左右に揺れるので、予想がしづらいのです。

 

仕方ないので、キャリーバッグを左右が開いた隙に滑り込ませて、「後ろから追い抜こうとしている人がいますよ」と警告しながら何人か追い抜いていました。それで混雑していないスペースまで脱出し、それから流れに乗る、といった感じでした。

 

結論。電車内の全員スマホは不気味ですが、迷惑はありません。歩きスマホは不気味かつ迷惑です。止めましょうね。