男性の勝手が横行している我がニッポンの情けない実態を見せつけられた

社会制度、インフラ、社会ライフ

「保育園落ちた、ニッポン死ね」のブログが注目されて以来、シングルマザー世帯の大変さがクローズアップされるようになったことは喜ばしい(たまたま小生が最も関心を持つテーマの一つである)。

そんな中、TBS系のアカデミックバラエティ『直撃!コロシアム!!ズバッと!TV』で4月18日(月) 、「怒れるシングルマザーが集結!現代日本の社会制度に物申す」が放送されたのを観た。なかなか強烈かつ意外な回答もあり、改めてひどい実態にも触れた。

3組に1組の夫婦が離婚している現代ニッポン。増え続けるシングルマザーの数は全国に約108万人と言われている。その平均年間就労収入は「181万円」と、一般的な世帯年収の半分以下。そんな厳しい現実の中で、怒れるシングルマザー50人が集結(芸能人を含む)。辛坊治郎、山里亮太(南海キャンディーズ)、東国原英夫といった男性陣はたじたじだった。

当然ながら経済的には困っている家庭が多いのだが、それでも元夫から養育費をもらっていないケースが多いというのは残念だ。DV被害によって別れたケースなど、居所を知られたくないので養育費請求などとんでもないという個別ケースはあるだろうが、その場合でも弁護士を介して裁判所に離婚および養育費請求の申し立てをするなどの手段はあると、番組の中で女性弁護士がアドバイスしていたのがよかった。

それにしても働かない、女房に暴力を振るう、などのダメ亭主が多すぎる。その挙句、離婚成立後も(家庭裁判所の調停や判決が出ても)養育費すら支払わないケースが多いというのはもう犯罪的である。フランスのように国家が強制的に取り立てて、子供を養っているシングルマザーの苦しみを少しでも緩和してあげるのが、まともな先進国のやるべきことだと、腹を立てながら観ていた。