日本政府のコロナ対策は当てにならない

ブログ社会制度、インフラ、社会ライフ

リンピックの熱戦が繰り広げられている中、いかがお過ごしでしょう。小生は仕事が終わった後は録画したビデオを片っ端からチェックしています。

そうしたワクワクする話とは別に、再び感染拡大が首都圏を襲っています。そんな中、自己防衛の最有力手段はやはりワクチン接種です。

小生が住んでいる横浜市は行政能力に甚だ問題があり(住んでいると分かるのですが、隣の川崎市などと比べると格段に劣るのです)、一般市民のワクチン接種の順番はいつになっても回ってきません。高齢者および基礎疾患を持つ人でさえまだ完了していないのですから

他地域に住んでいる年下の友人・知人からワクチン接種の報告がどんどん上がる中、面倒でも(2回とも大手町に行く必要があります)東京の大規模会場で予約を取る必要があるかなと考え始めていました。枠(たったの900人)は少ないのですが、東京在住でなくとも、基礎疾患を持っていなくとも、65歳以上でなくとも接種できるのは、そこだけなので。

その一般予約ができるようになったのが先週から。小生が準備できる最初のタイミングは今週月曜でした。ところがその日に身内に不幸があり、バタバタ状態で接種予約どころではありませんでした。

満を持して予約を入れようと考え直したのが今日、7/29の木曜です。でも朝から仕事が満杯状態です(コロナ禍なのに却って増えてしまっています)。そこに臨時の打ち合わせが飛び込んできて、本来の仕事すら今日じゅうに完了しません。ばたばたしているうちに予約開始の6時を過ぎてしまいました。

出遅れたので、予約サイトにアクセスしたときには、予想通り既に通信満杯の「行列待ち」状態でした。娘に訊きながら、何とか少しでもこうした状態でもアクセスが通じる可能性がある方法を探ってアクセスのトライを続けましたが(随分待ち時間が掛かりました)、結局は「今回は予約満了となりました」の表示が出て本日はあえなくアウト。来週月曜に再挑戦します。

この予約システムは以前から言われていた通り、やはり処理量が低いですね。それにしても、やはりワクチンを打ちたいのに打てない人が多いことが分かります。私は記事で若者のワクチン接種への消極性に警告を鳴らしていましたが、多くの世代は早めに打ちたいのですね。

それにしても、一時期は大規模接種会場の予約がガラガラだった映像も見せられていたので、どうして早めに一般接種に切り替えないのか、疑問に思っていました。一日当たりの摂取人数も少な過ぎます。そして予約システムがショボ過ぎます。もちろん主催は防衛省なのですが、政府肝いりの対策なのは明らかです。ここに思い切って数倍程度のワクチンを供給することが肝要です。

職域接種でさえ、ワクチン供給に不安があるからと申請をストップしてしまった政府。また、地方自治体に「接種スピードを上げろ」と言いながら、一方で(ファイザー等からのワクチンの供給が滞っていることを理由に)自治体への配布を絞るなどと言い出した時には耳を疑いました。なんともチグハグです。

政府のすべきことは国内調整ではなく、ワクチン製造元への発破(圧力&インセンティブ供与)でありサプライチェーンへの支援です。ファイザーに対してもモデルナに対しても(生産は無理だけど)流通に便宜を図ってやって、最優先に供給を確保して欲しいものです。

モデルナ製ワクチンは国内でも武田薬品などにより間もなく生産されることが予定されています。

政府が頼りにならない中、民間企業のイニシアティブとやる気で何とか事態を打開してもらいたいと願っています。