小池都知事が変える政治の姿

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最近、ほぼ毎日、小池・東京都知事の動向がニュースを賑わしている。豊洲の盛り土問題や、オリンピック施設の整備予算見直しなどである。特に後者については小生も前から指摘していた通り、今までのやり方で行けば都の財政破綻につながりかねないので、小池氏の大胆な見直しには大賛成だ。

そんな大忙しの小池知事がカンブリア宮殿に出演したのには驚いた。昨夜の放送である。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20160929.html

そういえば小池氏は元々テレビ東京のWBSのキャスターとして活躍し、それが縁で日本新党で参院選に出馬することになったのだと思い出しさせてもらった。その後の環境相でのクールビズなどでのアイディアパーソン振りは注目に値する。

今回の番組で初めて知ったのは、「トルコ風呂」なる奇妙な風俗店の名称を、トルコからの留学生の訴えで「ソープランド」に一斉に変更することになった事件を主導したのが小池氏だったということだ。彼女が青年の訴えを採り上げメディアキャンペーンを起こすとともに、時の厚生大臣・渡部恒三氏に直訴し、渡部氏の業界に対する鶴の一声で物事が一挙に動いたという。小池氏が「ジジ殺し」の別名を持つ所以であろう。

この政治家、とにかく行動力と実行力があることが証明されている。女性政治家の躍進に期待したい。