嫌々引き受けたマンション理事長の教訓

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以前にこのメルマガでもお伝えしたことがある、自宅マンションの理事長の仕事ですが、予想通りとんでもない負担になっています。



1年任期の持ち回り理事なのですが、10年振りの長期修繕のタイミングに当たる上に管理会社も交代するということで、負荷が半端でないことを危惧していましたが、その懸念は当たっていました。



何せ確認する書類や決める項目が無暗に多く、しかも検討を「民主的に」進めるため手間が掛かり、毎月の理事会は2時間予定のミーティングが毎回3~4時間掛かっています。その前後にメールでやり取りしていながら、ですよ。結局何やかやと毎週軽く5~6時間超を理事会の仕事に取られています。



長期修繕工事の諸確認と決裁、管理会社の交代に伴う引継ぎといった当初予想の諸タスクに加え、過去長きにわたって歴代の組合理事会と前管理会社がサボってきた咎が表面化し、今どきのマンションとして備えなきゃいけないこと、改めて検討し決めなきゃいけないことが続々と発生してきました。



しかもその上に(よせばいいのに)私が「よかれ」と思って幾つかの改善を進めてきたので、理事会で検討し決める重いテーマが幾つか追加されました。例えば、(長期修繕の足場を使える今だからこそ)共有部にあたる窓サッシの交換工事を個人負担で認めさせることや、照明器具を当初案よりましなものにすることなどです。住民には一家言ある年配者や頑固者も多く、一筋縄ではいきません。



それにしても、この理事長の仕事ってあまり楽しくないのですよね。前理事長をはじめとし一応は感謝されてはいるようですが、クレーマーもいますし、「公平性」を重視するので役所的な目線が求められる(日大改革に向かう林真理子さんの大変さを理解できます)というのが性に合わないこともありますが、そもそも嫌々やっている仕事ってこんなに面白くないんだって、この歳で初めて知りました。これも教訓です。