ドライブレコーダーを見に行ったら

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最近新車を買ったので(これはこれで色々と事情があるのですが)、物騒な運転をする連中から身を守るためドライブレコーダーを買うつもりで、カー用品販売店に下見に行きました。

 

実はこういう店に行くのは20数年ぶりです。近所にYellow Hatとオートバックスが隣接してあるので、両方に行こうと思ったのですが、手前にあるオートバックスの入り口を見逃してしまったので、Yellow Hatだけ行きました。

 

まず、客が少ない。驚きました。店員より客が少ないのです。今日は勤労感謝の日、休日ですよ。きっと客が多いと思っていた(小生が若かった頃のイメージです)ので、少しは空くと考えてわざと夕方に行ったのですが、これなら昼間行けばよかったと思ったくらいです。大丈夫か、Yellow Hat。

 

というか、自動車関連商品の販売業全般に言えることなのでしょうね。以前、トヨタにいた大先輩に「最近、若い子が自動車を買わないんだ」とぼやいていたのを思い出しました。実際、客でいたのはオッサンばかりでした(自分を含めて)。

 

さて、店に入ってクルマのアクセサリーや付属品を売っている2階に上がると、目についたのはカーナビの特売が所狭しと並べたてられている光景です。本来なら賑やかな感じがするはずですが、客が極端に少ないため、まるで閉店セールの雰囲気です。いや、むしろカーナビメーカー一同の在庫処分のための特売キャンペーンに見えました。

 

というのもカーナビが売れなくなっていることを小生は聞いているからです。あまりにスマホのナビアプリが進化して使いやすくなってきたため、データ更新が大ごとなカーナビと違って常に最新データなので、使い勝手がいいからです。

 

実はこの事態、7年以上前に某カーナビメーカーと議論した際に気づいていました。その時点では市場実態はまだそんなでもなかったのですが、いずれスマホ/タブレットのナビアプリのほうが主流になること、それと連動させれば(通信機能のない普及タイプの)カーナビは淘汰されてしまうことに気づいたのです。

 

カーナビメーカーの経営企画の人たちには少し未来予想を伝えましたが、あまりピンと来ていない様子でした。その後、小生は別件で忙しくなってしまい、すっかり忘れてしまいましたが、その事態が今、現実化している訳です。

 

そしてお目当てのドライブレコーダーのコーナーを見ると、あらら。パナソニックやカロテッツァ、パイオニオアなど、カーナビに賭けていたはずのメーカーたちが今は懸命にドライブレコーダーの新商品を出していることが判明しました。そう、次はこちらで儲ければいいのです。

 

世の中どんどん移り変わっていることが肌で感じられる時間でした。…休みの日なのに。