ウォルマートの「ピックアップグローサリー」が注目の的

ビジネスモデル

ウォルマートのドライブスルー専用スーパーがWBSでも紹介されていた。グローサリーピックアップは、オンラインから注文し、店では車から降りずにわずかな時間で生鮮品などを持ち帰ることができるドライブスルーだ。
https://vimeo.com/107608198

ウォルマートのグローサリーピックアップはアリゾナ州フェニックス郊外のチャンドラーに展開するスーパーセンター1店舗と、メサ地区にあるスーパーセンター2店舗など、現在計6店舗で行っているそうだ。

ユーザーはパソコンやモバイルからWalmart Pickup Groceryのサイトにアクセスし、ジップコードを入力。アカウント開設後に商品を選び、注文確定から2~4時間(店によって違うようだ)以降のピックアップの時間を指定する方式だ。

ピックアップの用意ができると連絡が入り、店ではピックアップ専用の場所からコードを入力すると商品が運ばれてくる。グローサリーピックアップに手数料はないが、ある金額以上の買い物をする必要がある(店によって異なるようだ)。

 ウォルマートは2011年4月、サンノゼとサンフランシスコで生鮮食品などの当日宅配サービス「ウォルマート・ツー・ゴー」と当日ピックアップを開始した。2年後には同サービスをコロラド州デンバーの一部店舗にも拡大。昨年9月にはアーカンソー州ベントンビルにドライブスルー専用スーパー「ウォルマート・ピックアップ・グローサリー(Walmart Pickup Grocery)」を初めてオープンした。ウォルマートではいずれもテスト展開としている。

Walmart Pickup Groceryはアマゾンを強烈に意識したサービスで、配達に2~3日かかる米国ではアマゾンよりも早く商品を入手できるだけに需要はありそうだ。日本では「出かけないで済むからアマゾンが人気なのに、出掛けてピックアップするんだったらスーパーで買い物するわよ」と相手にされないかも知れないが…。