トランプ政権の焦りが見える

ブロググローバル

GWが終了しました。最後はともかく、全般的には天気に恵まれ、いい連休になった方が多かったのではないでしょうか。

でも日本が「お休み中」でも、世界が第二次トランプ政権に揺さぶられている構図は変わりません。その一方で、トランプ政権側にも焦りの色が見えています。

外交は同盟国からの信頼失墜が続き、米国内では政府機関の閉鎖、関税政策による米国企業のコスト増とインフレ再燃への懸念から、全米各地で強烈なデモを招いています。

何より政策が朝令暮改ゆえ先行き不透明性が高く、世界中が投資や消費を「様子見」することで、世界景気が急激に悪化する恐れが出ています。

日本をはじめとして各国政府がトランプ政権と関税絡みの交渉を始めていますが、それぞれの思惑が交錯して落し処が見えにくくなっており、これが先行き不透明感をますます強くさせています。

特に足元・米国での市場が揺れており、株安・債券安・ドル安のトリプル安に振れようとしています。このため、強気一辺倒だったトランプ氏の言動もぶれまくっています。

関税交渉の進捗状況を時折トランプ氏がXに投稿していますが、その表面上の言い方と本音のギャップがすごいのです。

例えば、「素晴らしいスタートだ」(肝心な話に進まなかったぞ!)、「大いに期待できる」(このままではヤバい)、「中国から会談したいと言ってきている」(米国側から「会談したい」と申し入れている)といった具合です。

裏を読むと面白いですよ。